2011/06/26

ワイン落札指数が上昇 The Street : China/HK: New 'Vanity' Market for Bordeaux

The Street : China/HK: New 'Vanity' Market for Bordeaux

ワインスペクターによれば、世界的な景気低迷(リセッション)以降オークションでのワイン落札が拡大している。2009年の落札額は4億800万ドル、2009年の2億3300万ドルから大きく増加している。高級ワイン価格も上昇しており、ワイン指数も、この1年で15%上昇し、2007年の史上最高記録を更新している。

世界最大のオークション市場は、香港がロンドンとニューヨークを抜いてトップになっている。

米国のオークション落札額は、2010年が1億5400万ドル、前年の1億760万ドルから大きく上昇している。しかしながら、米国での落札商品は「ボルドーと最高のブルゴーニュ1級品で、ファックス、電話やインターネットを通じたアジア勢が落札した」ものだという。



2011/06/22

ボルドーの収益 アジア市場からの追風 global post: Asian millionaires fight over French wines at auction

global post: Asian millionaires fight over French wines at auction

アジア勢のフランス・ワイン嗜好の高まりで価格が高騰しており、特に高級なボルドー・ワイナリーは、「天文学的な収益」を挙げている。

フランスの新聞、ヌーベル・オブザーバチャー紙によれば、記者が取材した5月17日の香港でのオークソンでは、残存本数がわずかのシャトー・ラトゥールをめぐり、複数の中国の新興富裕層が争奪戦を繰り広げていたという。1863年ビンテージは、4万8730ユーロ(約550万円)で落札されたという。

ラトゥールのオーナーは、ハリウッド女優サルマ・ハエック氏の夫で、フランシス・ピノー氏。

欧州やほかの地域では景気低迷に悩まされているが、ワイナリーは、エマージング(新興)諸国、特に中国からの需要増に支えられ高利益が期待されている。

ワインエキスポの会長、Xavier de Eizaguirre氏は、今回のエキスポ開催にあたり、「これまでにない危機を経験し、今は、極めて強い市場状況にある。見通しは素晴らしく、特に、アジア、特に中国といった高成長経済国からの需要に期待できる」と述べた。

パーカー氏が価格高騰に懸念表明 The Washinton Post : Parker: Bordeaux could alienate U.S. market

The Washinton Post : Parker: Bordeaux could alienate U.S. market


著名なワイン批評家、ロバート・パーカー氏は、AFP通信とのインタビューで、ボルドー・ワインの価格が上がり過ぎていると批難した。パーカー氏のボルドー好きは有名で、ある種、今回の価格上昇の手助けをしている形になっているが、この価格上昇が続くようであれば、「かなり厳しい危機」になると警告した。


同氏は、「ボルドーは、最良のワインのまさに宝庫だ。しかしながら、値段が高すぎるとの印象が植えつけられるのは避けたい」とした。パーカー氏は、特にアジアからの需要に偏り過ぎているとし、その結果、米国の市場にはなじまない危険性があるとの危惧を示した。


2011/06/18

Liv-ex The real test for Bordeaux 2010

セカンド・ワインの魅力 FT: Opinion: Look beyond first growths

FT: Opinion: Look beyond first growths

数多くある投資戦略の基本ルールの一つに、同じ籠に全ての生卵を一緒に入れるべきではないというものがさる。過去の統計によれば、プレミアム・ワイン価格には、大きく上昇する局面が時々に訪れる。しかし、もっとも着実なパフォーマンスは、別のグループのワインから得られる。

これまでワイン業界に30年従事してきた経験から言えることは、ワイン価格を常に動かす要因の一つは、継続的な需要に対して供給が限定的なことにある。トーマス・ジェファーソン米大統領の伝記のなかで、1787年12月4日付けの書簡に、「過去2カ月間、年代物ワインの価格が、この地域では上昇している」との記述がある。

最近では、ワインを資産クラスの一つと見なす考えに否定的な向きは、現在の価格動向を例にして反論している。この理論には、一部、正しい見方が含まれている。これは、ブランドの持つ影響力が、一部に集中し、かつ、以前よりも動きが読み難くなっている。

たとえば3700ポンド(約48万円)の投資資金では、そこそこのボルドーのセカンドワイン12本、たとえば2005年カリュアド・ラフィットを購入するか、2000年シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ*20本を購入する、あるいは、グランクリューであるサン・ジュリアンを2本買うかの選択肢がある。

理論的にはラス・カースだが、ほかの要因や市場の見えない力が働いて、想定だにしない形で動くもので、ラフィットと同じシャトーから販売されることで、カリュアドに資金が集まることになる。セカンドワインで利益を獲得している向きもいあるが、これは、賞賛というよりも、むしろ必然な結果だといえる。

プレミアム・ワインだけでなく、クライアントにはセカンドワイン、サード、フォース、そしてフィフス・ワインにも注目するよう推奨している。なぜなら、こうしたワインには旧来からの投資家の資金が集まている。そのうえ、最高最良のワインが市場から亡くなりつつあるなかでは、着実な価格上昇が見込める。ラス・カーズ、ピション・ラランドやレオヴィル・バルトンなどのセカンド・ワインは、着実な動きを見せているワインで、第5級のランシュ・バージュですらも上昇している。

こうした着実に価格が上昇しているセカンド以下のワインには、デュクリュ・ボーカイエ、ラ・ミション・オーブリオン、モンローズなどが含まれており、ポンテ・カネやピション・ロンブヴィルなど第一級と同等の高い評価を得ているワインもある。

ピションは、深刻な景気後退期に複数のオーナーに購入され、さらにアクサ(保険を中心とするコングロマリット)がワイン畑に再投資し、近代施設を導入、高品質なワイン醸造に成功した。ポンテ・カネは、土壌に最適なぶどうを作り出すべくオーナー家一族が心血を降り注いだ結果、生まれたもので、ぶどうの味を最高に引き出すことに成功している。

結論としては、現時点で200ポンド(約2万6000円)のワインは、5年後に400ポンド(約10万円)にまで上昇すると見込まれている。

一方で、現時点で3000ポンド(約39万円)するワインは、5年後には倍の6000ポンドとなると想定される。将来、どこかの時点ではワイン1本に6000ドル支払うことが当たり前になるであろうが、着実な投資リターンを求めるのであれば、現在200ポンド程度で入手可能で、400ポンドを超えたら売却するのはいかがだろうか




2011/06/17

09年と比較した10年プリムールの評価 FT : En primeur: Future is looking tense in 2010 campaign

FT : En primeur: Future is looking tense in 2010 campaign

4月のティスティングでは、2010年ビンテージが、あらためて脅威的に素晴らしい年であったことが示された。ワイン評論家のニール・マーティン氏は、eロバート・パーカー・ドットコムで、「神がどのような意志をもってボルドーを困らせるようなことをしようとしたのか、一生に一度と言われた2009年ビンテージの後に、またまた、(2010年ビンテージも)一生に一度のビンテージが生まれた」と記した。


2010年ボルドーは、2つの全く異なるビンテージとして比較されている。Fine+Rare のサイモン・デービス氏は、2010年ビンテージを2009年とは「二卵性(まったく似ていない)双生児」と評ししており、ボルドーを拠点と米ワイン業者のジェフリー・デービス氏は、官能的な兄(2009年ビンテージ)と比較して2010年をよりクラシック(伝統的)な味わいがある「欧州」風のビンテージだとした。


2010年ビンテージへの賞賛が多く聞かれるが、英ワイン業者、エドワード・シェルダン氏は、まるで「歯を抜く」ような展開になっているとした。問題の一員は、当社21億ドル規模とされた今回のビンテージの販売量について、業者も個人も適正価格について態度を決め兼ねていることにあり、果たして10年ビンテージが、それだけの価値があり、市場がそれだけ支払う意志があるかどうか極め兼ねている。

現時点では、多くのシャトーは、2009年の目もくらむような価格から下げる意向はまったく、あるいはほとんど無く、それには正当な理由がある。アクサ・ミレシメスのマネージング・ディレクター、クリスティアン・シーリー氏は、「2010年には、過去最高の味のワインを作り出したシャトーが存在することは事実で、これにはピション・バロンも含まれている」と指摘した。この見方には、ジャニス・ロビンソン氏やロバート・パーカー氏も同意している。特にパーカー氏は、10年ビンテージを絶賛しており、10のシャトーに現時点で満点を与えている。

2011/06/14

ワインへの影響力 中国勢需要を背景に guadian : China's bordeaux lovers heat up France's wine industry

guadian : China's bordeaux lovers heat up France's wine industry

昨年の投資商品のなかでは、優良ワインは、金(ゴールド)や原油、英FTSE100株式指数を上回るパフォーマンスを残している。

フランスのポイヤック地方で製造される高級ワイン、シャトー・ラトゥールのワイナリー(ぶどう畑)では、14世紀のように馬を使い畑を耕している。5大シャトーの一角であるラトゥールで、このような伝統的な手法に戻ることは、商業的な目的もある。

中国をはじめアジア勢の膨れ上がる需要に支えられ、優良ワイン価格は、大きく上昇している。一方で、生産量を拡大することはできず、ぶどう畑は限られており、しかも1年に一度しか収穫できないため、ボルドーは品質にこだわっている。

ぶどうは手摘みで、人が選別し、醸造には多くの技術が使われている。ラトゥールのワイナリーでも18カ月前に馬を再び活用するようになったのは、品質を上げるための方法の一つだ。馬を使うことで、適格に畑を耕すことが可能となり、トラクターを使うよりも土壌へのダメージが遥かに少なく、一部では100年以上も栽培されているぶどうの木に悪影響を与えることも少ないためだ。

飽くなきアジア勢の需要をバックに、世界経済が低迷しているなかでも、ワイン市場は好調だ。

2008年のリーマン・ショックで価格は大きく低下したが、優良ワインは、すぐに値を回復した。2010年のボルドー有名シャトーのワインは、株式市場だけでなく、金や原油も上回る成績を残している。

Liv-exのファイン・ワイン50指数は、2010年に57%上昇、金の35%、原油の20%、FTSE100指数の11%を超えている。中国勢は、ボトルやケース買いを仕掛けているだけでなく、ワイナリーそのものにも手を出している。今年初めには、中国国営の農業コングロマリットでグレート・ウォールのワインブランドを持つCOFCOは、ラランド・ド・ポムロールにシャトー・ド・ヴィオーのワイナリーを手に入れた。このような中国人によるワイナリー自体の購入は、今後も想定されている。

中国勢のワイン市場への影響力は、増している。ワイン雑誌、ディキャンターが発表したワインの世界に影響を与える「パワー・リスト・トップ50」のなかで、もっとも影響力があるとされたのは、酒類販売会社で「マム」のシャンパンを持つペルノ・リカール社の最高経営責任者(CEO)、ピエール・プランゲ氏、傘下にはペリエ・ジュエ(ベル・エポック)やオーストラリアで人気のワイン、ジェイコブス・クリークもある。去年20位から2位に躍進したのは、1868年以来、シャトー・ラフィットを保有するバロン・デ・ロートシールド一族のエリック・デ・ロスチャイルド氏。

2011/06/01

10 プリムール 予想購入価格

Chateau Robert Parker Points Price Range (GBP)
Firsts Ausone 98-100 11000-16000
Haut Brion 98-100 8000-11500
Lafite 98-100 10500-15000
Latour 98-100 10000-15000
Le Pin 96-98 16000-25000
Margaux 96-98 8000-11000
Mouton Rothschild 97-100 8000-11000
Petrus 98-100 24000-33000
Seconds Carruades de Lafite 91-94 3000-5000
Cheval Blanc 96-98+ 8000-11500
Forts De Latour 92-95 1700-2500
La Misson Haut Brion NA 6000-8000
Lynch Bages 95-97 800-1500
Palmer 95-97 2500-4000
Pavilion Rouge de Margaux 90-92 1000-1800
Pontet Canet 96-100 1000-1500