2011/07/26

10年ボルドーのセカンドに注目 Bloomberg: Bordeaux 2010 Futures Are Hard Sell, But $170 `Bargains’ Exist

Bloomberg: Bordeaux 2010 Futures Are Hard Sell, But $170 `Bargains’ Exist

2010年ボルドー産プリムールは、7月4日の週にクライマックスを迎え、オーブリオン、ラフィット、ラトゥールやほかの1級ワイン価格がリリースされた。アメリカのワイン愛好家は、積極的に2010年プリムールを購入していない。

2009年プリムールは極めて良好で、2010年も追随する形となり、(価格的な要因もあり)容易に販売できる環境にはない。2010年ビンテージの価格の動きは緩慢で、ここ2カ月間、平均で前年を10~20%上回る水準での推移となっている。結果、ボルドーとしては過去最高水準にあり、米ドルが軟調な展開であることから、米ワイン愛好家には、購入にはますます厳しい状況となっている。

したがって、米ワイン小売業者には、ますます厳しい状況にさらされている。西海岸ボルドー専門のワイン業者、K&Lワイン・マーチャントのラルフ・サンズ氏は、「(2010年の)高価格により、馴染みの顧客の70%が購入を控えている。ボルドー・ワインはバブルだ」と指摘している。

人気の高い2010年ビンテージのセカンドも、1本あたり200ドルとなり、ファースト・クラスと同様に高水準となっている。

しかしながら、ほかの要素と比較した場合、セカンド・クラスには「バーゲン」ワインが存在する。

セカンド・クラスで好調な売れ行きを示しているのが、ポンテ・カネで、1本あたり170ドルとなっている。同ワインは、ムートン・ロートシールドに隣接する畑で産出されており、ムートン自体は、ポンテ・カネの6倍を付けている。

グラン・ピュイ・ラコステに至っては同90ドルと、2009年比では20%高となっているものの、ポンテ・カネよりも価格面で優れている。



ほかでも、優良なセカンド・ワインは散見される。シャトー・キャロン・セギュールは110ドル、シャトー・ギュリオ・ラローズは75ドル、シャトー・ジスクールは74ドル、シャトー・ペデスクローは38ドル、シャトー・カントメルルは36ドル、シャトー・コルバンは35ドルなど、すべて良好なコンディションで、適正価格で取引されている。

シャトー・デュクリ・ボーカイエは240ドルと、目を見張る価格となっているが、2009年ビンテージよりは低位だ。同ワインのセカンド、ラ・クロア・ド・ボーカイエは55ドル、あらたにJade Jaggerラベルから販売されている。

2011/07/22

1982年 Ch Lafite の落札額 Artdaily : Chateau Lafite Rothschild 1982 Brings $50,788 to Lead $2.7+ Million Heritage Wine Auction 

Artdaily : Chateau Lafite Rothschild 1982 Brings $50,788 to Lead $2.7+ Million Heritage Wine Auction

ヘリテージ・オークショングレッグ・マーチン・オークションズが共同でビバリーヒルズで開催したオークションで、1982年ビンテージのシャトー・ラフィット・ロートシールドが、5万788ドルで落札された。同入札会は、香港と同時中継を結んで実施された。

次いで高額で落札されたのは、2000年シャトー・ペトリウスは4万6555ドル、1949年ミュジュニが3万5850ドルとなっている。

2000年シャトー・ラフィットは、この日の高額落札ランキング10ロットのうち4ロットを締め、1ロットが3万1070ドル、ほかの2ロットが2万9875ドルで落札された。最後に入札に掛けられた24本のハーフボトルの同ビンテージのラフィットは2万3900ドルで落札された。



<MEMO>
1982 Ch Lafite のリリース価格は$350/case





香港ワインセラーのニーズ拡大 Bloomberg: Lafite at $230,000 a Bottle Means Boom for Hong Kong Wine Vaults

Bloomberg: Lafite at $230,000 a Bottle Means Boom for Hong Kong Wine Vaults

香港政庁が2008年2月に酒税を撤廃して以来、同地域のワイン輸入量が急拡大、2007年に1億8500万ドルに過ぎなかった輸入量は、昨年には8億5800万ドルにまで増加している。

サザビーズが香港で開催した過去15回のオークションでは、全てのワインが落札されており、昨年10月には、1869年ビンテージのシャトー・ラフィットが23万930ドルと史上最高値を記録した。
酒税撤廃により、中国本土からのワイン購入も増えている。

中国と香港の境界近くにセラーを構えるザ・ケーブのマネージャー、トーマス・シャン氏は、「顧客の半数は中国人だ。香港では、(セラーは)新しいビジネスだが、今ではブームになりつつある」と述べた。

ワインは、どのようにして保管されていたかが重要な要素だ。これは、ワインは、実際に開栓してみなければ、味はわからないためだ。外観だけのチェックではまがい物を見分けるには限界があり、オリジナルのエチケットであったとしても、熱や湿気で傷付いてしまう危険性もある。

1982年ビンテージのシャトー・ラフィット・ロートシールドは、ロバート・パーカー氏から100点満点の評価を受けている。

クラウン・ワイン・セラーのゼネラル・マネージャー、グレッグ・デイブ氏によれば、このワインは、しっかりとした保管状態にあれば、1本あたり1万2000ドル以上で売却が可能だが、そのが疑わしい場合には、500ドル程度の価値しか持たないという。クラウン・ワインセラーは、2003年に香港初のセラーを開設、第二次世界大戦時の地下60フィート(約18メートル)の施設をワインの保管場所として活用している。

ニューヨークに拠点を持つオークション業者、アッカー・メラル&コンディットの最高経営責任者、ジョン・カポーン氏は、「伝統的にロンドンのセラーで保管されていたワインの多くが、今では香港にあることは疑いの余地はない。酒税が撤廃されて以来、保有している向きは、自らに近い場所に保管したいと考えている」と述べた。

サザービスのアジア担当責任者、ロバート・スレー氏は、「(香港のワイン市場は)急拡大しており、そのため、ロジスティックの側面では(ワインを保持する)施設が必要になってきている。そして現在では、香港にはワールド・クラスのセラーが複数存在する」と述べた。

香港は、セラーが必要不可欠だ。気温は35度にも達し、湿度は100%近くまで上昇する。こうした条件下で7万5000ドルのシャトー・デュケムを放置すれば、飲めた代物ではなくなる。さらに、香港では住民の99%がマンションに済んでいるため、自らセラーを持っている向きは、ごく限られている。

ベリー・ブラザーズ&ルッドの在香港コンサルタント、ウィリアム・チャン氏は、購入したワインを欧州で保管することを好むコレクターも一部にはいると指摘している。同氏は、「依然として、欧州のセラーは、香港よりも充実しており、設備状況も優れているとの見方がある。つまり、一部ではワインの謂れは、欧州で保管した方が優れていると考えられている」と述べた。

2011/07/20

世界のワイン市場 アジアが中心に REUTER : Asian collectors fuel wine buying spree

REUTER : Asian collectors fuel wine buying spree

香港を中心とするワイン・コレクターは、2011年上半期に総額2億ドル以上のワインをオークションを通じて購入、昨年同期から2倍以上に膨れ上がっている。こうしたワイン購入機会が拡大しているものの、個別のワイン価格は安定化の兆しを見せている。

Liv-exのジャック・ハイバード氏は、「価格の上昇率は、鈍化していることは確かだ。ラフィットは、安定期に入ったと言える」と述べた。同氏によれば、ビンテージにもよるがラフィット・ロートシールドは、過去5カ月のあいだ1万2000ドルから2万のレンジで推移している。

オークションを運営するクリスティーズでの落札額は、過去半年の入札で、いわゆるグランクリュー・クラスの優良ワインを中心に4680万ドル相当、昨年同期から125%増となっている。同期のサザビーズの落札総額は、5310万ドル、前年同期比で43%増となっている。

クリスティーズとサザビーズで落札されたワインのうち、半分以上を香港が購入、ニューヨークを抜いてトップに躍り出た形となった。

クリスティーズのアジア担当責任者、チャールズ・カーティス氏は、「香港(ワイン)市場は、毎年拡大している。香港のシェアは高まっている。(香港では)ワイン・コレクターは、増えている。これまでは香港域内にとどまっている傾向が高かったが、(落札されたワインは)中国本土に向かっている。(中国本土では高級)ワインの需要が高まっているようだ」と述べた。

クリスティーズのカーティス氏は、最低でも今後20年はアジアがワイン・オークション市場で大きな地位を占め続けることになるとみている。

2011/07/15

2010ヴィンテージ ポンテ・カネの取引量と取引額 drink business : PONTET CANET’S PRICE RISE PAYS OFF

drink business : PONTET CANET’S PRICE RISE PAYS OFF

Liv-Exによる7月のセラー・ワッチ・レポートによれば、2010年ビンテージの取引量と取引額を精査した結果、ポンテ・カネが量と額の両面で第2位になていることが明かになったとしている。

リリース価格が40%も引き上げられたことで、ポンテ・カネの売上に悪影響が生じるとの懸念が示されていたが、実際には、同ワインの人気が高いことが示された。


取引量が多いのは順に、ラフィット、ポンテ・カネ、コス・デストゥルネル、カリュアド・ド・ラフィット、ラトゥールとなっている。


カリュアド・ド・ラフィット価格の上昇は、取引額のランキングで上位に進出することが可能となり、それだけでなく、取引量も拡大していることは、セカンド・ワインとしてだけでなく、このワイン独自の魅力が認められつつあることが示されている。



プリムール・リリース後の価格動向 Harpers : Bordeaux 2010 "complicated" and "disappointing"

Harpers : Bordeaux 2010 "complicated" and "disappointing"

ボルドーの2010年ビンテージ、プリムールは、「複雑」で「予想を下回る」結果となっている。

Liv-Exのディレクター、ジャスティン・ギブス氏は、2010年ビンテージは「高い賞賛に値する」としているが、「ワイン仲買人と業者の立場から見れば、おそらくはもっとも失望的なビンテージとなっている」と指摘している。

同氏によれば、有力シャトー産のワインのうち、現時点でリリース価格を上回る水準で取引されているのは15種に過ぎないとし、特に値下がりが顕著なのは、シャトー・リューセックだという。作り手はラフィットと同じで、ソーテルヌ(甘口の白)。

リューセックは、ラフィットと抱き合わせで業者に販売されており、従って買い手は、リューセックの在庫が膨らんでいるという。同ワインは、510ポンドでリリースされたが、現時点でLiv-Exでは約60%ディスカウントの225ドルで取引されている。

同氏は、この事実について、「(逆に)ラフィットがどれだけ力を持っているかを示している」とし、ワイン業者が損失を承知でもこれを受け入れてラフィットを購入していることから明かだと説明している。

ポンテ・カネは、価格面でも量でも他を上回っているという。

2011/07/13

ワイン市場の勢い 05年と09年価格が魅力的に Harpers : The Wine Investment Fund sees confidence return to en primeur market

Harpers : The Wine Investment Fund sees confidence return to en primeur market

ワイン・インベストメント・ファンドのディレクター、アンドリュー・デラカーサ氏は、2010年プリムールでは優良ワインが物色されており、ワイン投資市場には信頼感が戻って来ているとの見方を示した。

同ファンドは6月、ワイン投資市場の基調は上向きで、Liv-Ex100指数が1.61%、同クラレット(ボルドー産赤ワイン)指数は1.40%それぞれ上昇している。

ラトゥールやマルゴー、さらにはセカンドクラス(ランシバージュなど)の一部の価格は上昇基調にあり、ラフィット、ムートン、ペトリュスやシュバル・ブランは若干、弱含みの展開となっている。
同氏によれば、ビンテージ別では2005年が堅調だ。これは、2010年と類似比較されるビンテージで、もっとも価格面で魅力が高いという。

2010年ビンテージ価格の上昇要因として考えられるのは、生産量が比較的低水準で、多くのワイナリーでは特に第1級ワインの生産が限定的であるという。

同氏は、「ここ数年のあいだ、ワイナリーは、戦略的にワインのポジションを引き上げようとしてきている。2005年と2009年ビンテージは、リリース時にはかなりの高額に思われていたが、2010年との比較では魅力的に映る」と述べた。


<参考サイト>
BB&R 
2009 Ch Lafite    GBP 15,888

2011/07/07

05年ヴィンテージに注目 drink business : Buyers turn to Bordeaux back vintages

drink business : Buyers turn to Bordeaux back vintages

2009年と2010年ビンテージ価格が大きく上昇しているなかで、特にグランクリューを中心にオールド・ビンテージへの「強い」購入意欲が顕著になっている。

たとえば2005年ビンテージは、2010年と比較して10%程度安く、時期によっては2009年比でも安価な水準になるため、2005年ビンテージは依然として魅力的だと言える。


Liv-exによれば、2005年オーブリオンは、最近の取引で6577ポンド(約 円)となり2008年9月以降では最高水準を記録している。マルゴー2003年は6347ポンドとなっている。

ワイン・スペクテーターでは2010年ビンテージと同じ99ポイント評価を獲得しており、201年はすでに1万1000ポンド()を超えていることを考慮すれば、2005年ラトゥールは最低1万ポンドは魅力的だと言える。ラフィットは、2005年、2010年ビンテージともに1万2000ポンド-1万3000ポンドで取引されている。

2011/07/02

2010年産 プリムール リリース価格 史上最高値

複数のボルドー関係筋によれば、今回のプリムール・リリース価格は、史上最高という。昨年と比較してリリースの数量が35%減少しているという。とくにセカンドクラス、パーカーポイントの高い第1級シャトー以外のワインの価格は昨年のリリース価格より大きく上昇している。


Liv-ex 2010 Bordeaux 



Release Price Quick view
ChateauRP scoreJR scorePrice (€/b)Vs. '09
Angelus94-96 17.52257% 
Ausone98-100 18.51,120+17%
Beychevelle93-951754+23%
Branaire Ducru93-951748+11%
Calon Segur92-941857.6+13%
Carruades de Lafite91-9417.5 108+59% 
Cheval Blanc96-9818.5850+21%
Conseillante95-9817150+9%
Cos d'Estournel95-9718.5198-6% 
Ducru Beaucaillou96-9818150-17%
Duhart Milon94-9617.5 66+74%
Evangile96-9818180+0% 
Figeac 17.5168+5% 
Grand Puy Lacoste93-961757.6+20%
Gruaud Larose92-941645+14%
Haut Brion98-10018660+10%
Lafite Rothschild98-10019600+9% 
Lagrange St Julien 17.539.6+7%
Langoa Barton90-9217.544.5 
Latour98-10019780+30%
Leoville Barton91-931872+15%
Leoville Las Cases95-9817.5192-11%
Leoville Poyferre95-9817.585+18%
Lynch Bages95-9716100+39%
Margaux96-9819600+9% 
Mission Haut Brion98-10018600+11% 
Montrose96-9917 132+22%
Mouton Rothschild97-10018.5600+9%
Palmer95-9718215+0%
Pape Clement93-9516.594.8+47%
Pavie95-9817225+15%
Pavillon Rouge90-9217.5108+80%
Petit Mouton90-9316108+80%
Petrus98-10019  
Pichon Baron97-9918132+47%
Pichon Lalande92-9517138+10%
Pontet Canet96-10017.5100+39%
Talbot91-931739.6+10%
Troplong Mondot96-9815.598.4+9%
Vieux Chateau Certan96-9818.5180+15%