2011/10/30

デュケムに注目 WJ : The Recent Price Dip

WJ : The Recent Price Dip

9月のLiv-exファイン・ワイン100指数は、6月にピークをつけた後、3カ月連続して下げている。特に、2008年ビンテージのボルドーの下げが目立ち、シャトー・ラフィット・ロートシールドは、30%以上も下げている。

長期的にみた場合、価格は依然として高水準で、リリース直後に購入した無期は、大きな利益を確保している。しかしながら、価格が下げるような局面では利益獲得の機会でもあり、すでに投機筋は先を見つめ、過去5年にわたりボルドー1級ワインが味わったような急激な価格上昇の可能性を秘めたワインを模索している。

こうした中で、アジアが注目される。富裕層からの需要が増加したことに加え、香港では最大で80%あった酒税が撤廃されたことも手伝い、高級ワインの価格が上昇している。

ここ最近でもっとも注目されているワインは、シャトー・デュケムだ。モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンが保有する同シャトーは興味深い。ボルドー・インデックスによれば、どのボルドーのワインよりも生産コストが高く、歴史的にみても、もっとも高値を付けているワインの一つだ。投資家の好奇心を煽るだけの魅力を持っている。歴史的にみても、元米大統領のジョージ・ワシントンやトーマス・ジェファーソン、フランスのナポレオン・ボナパルトが愛飲したとされている。


ボルドー・インデックスによれば、デュケムの取引が倍増しており、これはアジアからの需要の増大が主因だという。7月のオークションでは、200年物ビンテージのデュケムが、7万5000ポンドで落札、白ワインとしては史上最高の価格を記録している。香港の複数のワインブローカーによれば、テースティングでは常にデュケムは称賛を受けているという。

ボルドー・インデックスの投資部門のジョー・マーチャント氏は、「シャトー・デュケムは、ユニークなワインだ。ボルドーでは唯一の甘味のワインで、メガブランドとなり得る魅力を持っている。アジアでのマーケティング能力もあるが、まだまだ初期段階にある」と述べた。

2011/10/29

最近のワインオークション動向 Bloomberg: Lafite 1986 Fetches $21,300 at Auction as Bordeaux Prices Cool

Bloomberg: Lafite 1986 Fetches $21,300 at Auction as Bordeaux Prices Cool

ロンドンで開催されたサザビーズのオークションで、1986年ビンテージのシャトー・ラフィット・ロートシールド1ケースが1万3225ポンド(約165万)で落札、今年の高値を下回る水準となった。

ほかに出品された上位6ロットのワインも事前予想を下回る価格水準で落札された。欧州の民間人から出展された7000本以上のボルドーには、1955年から2004年までの第1級ビンテージが含まれていた。落札総額は299万ドル、事前予想では418万ドルが見込まれていた。出展されたワインの85%が落札された。

特にアジアを中心としたラフィットやボルドーの高級ワインへの需要が一段落したことが、今回のオークション結果にも現われている。Liv-ex100高級ワイン指数は、過去4カ月のうち3カ月が下げており、年初からは4%の下げとなっている。

1986年ビンテージのラフィット1ケース(12本)は、3月5日の香港でのクリスティーズ入札では28万8000香港ドル(約290万)で、昨年10月には50万8200香港ドルで落札されていた。

2011/10/22

中国の低価格ワイン需要 Decanter : Chinese interest in lower-ranking chateaux increasing, say Bordeaux negociants

Decanter : Chinese interest in lower-ranking chateaux increasing, say Bordeaux negociants

中国では、ボルドーの最高級ワイン需要が鎮静化している一方で、より低価格のワインに注目が集まっている。複数のボルドー・ワイン業者が明らかにした。

CVBGグランクリューとビンテックスによれば、第5級クラスやクリュ・ブルジョアなど市販価格が20ユーロ(2200円)前後のワインに「極めて高い需要」があるという。

ビンテックスのパートナー、フィリッペ・ラーシュ氏によれば、クロワゼ・バーシュやポイヤックのプデズクロ、メドックのカントメルルなどが中国で好調だという。ビンテックスの売上の15%は、中国国内だという。

たとえばプデズクロの価格は、現在は20ユーロだが、14ユーロであった。今後6カ月で、25ユーロまでの上昇が見込まれるという。

2011/10/07

ワイン指数 VS 株式指数


Performance
Cellar/IndexValue3m12m
Liv-ex Fantasy Cellar453,900-5.6%+8.9%
Liv-ex Fine Wine 100323-11.5%+4.7%
Liv-ex 500286-2.1%+19.5%
FTSE 1005,291-9.8%-2.2%
S&P 5001,165-9.3%+6.7%
Nikkei 2258,522-9.8%-7.6%

Liv-ex 500が Fine Wine 100を上回る成績なのは、セカンドクラスのワイン価格の上昇があったからだと思います。

2011/10/04

スペクトラム香港のワイン・オークション SPECTRUM : Spectrum Wine Auctions Realizes Nearly $6 Million At Hong Kong Rare Wine Auction

SPECTRUM : Spectrum Wine Auctions Realizes Nearly $6 Million At Hong Kong Rare Wine Auction

米カリフォルニア州を拠点とするワイン・オークション・ハウス、スペクトラム・ワイン・オークションは、9月24日と25日に香港で開催したオークションの総落札額は、600万米ドル(4650万香港ドル)に達した。インターネットや電話も利用した今回のオークションでは、出展の95%が落札された。

今回もっとも注目されたのは、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ(DRC)、合計80ロットのDRCが入札にかけられ、落札価格は108万48ドル、1985年ビンテージのマグナム3本を含むDRCのロットは、8万9625米ドルで落札された。事前予想では、5万ドルとされていた。

ワイン本体だけでなく、詰め合わせケースにも注目が集まっている。1999年ケースは、事前予想が2万7500米ドルであったが、4万1825米ドルで落札、2001年のケースは、同1万9000米ドルが2万6888ドルで落札された。

サザビーズのオークション REUTER : Sotheby's wine auction tests China's luxury demand

REUTER : Sotheby's wine auction tests China's luxury demand


オークション・ハウスのサザビーズは、中国を中心とするアジア需要にこたえるために2009年に香港でのオークションを開始したが、10月8・9日のオークションで初めて、出展作品を100%売り切ることができなかった。


10月8日に出展された504ロットはすべて落札されたが、翌9日の821ロットのうち、59ロットが落札されなかった。サザビーズが、9日のオークション終了後に声明で発表した。


2001年シャトー・ラフィットが数ロット落札されない一方で、1988年ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ(DRC)1ケース(12本入り)は、11万6346ドルで落札された。


世界の景気不透明感が強まるなかで、買い手は慎重な姿勢を維持していたが、この2日間のオークションの落札総額は、1270万ドルに達している。